ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない





ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない   山頭火


*


梟の声がする。
私はその声を聞いている。

静かな夜の闇の中で、
別々の場所に居て、別々の理由で眠れない梟と私。

けれど、その闇の中で梟と自分の存在だけを感じる時、
そこには何かしらシンパシーのようなものも
あるのではないだろうか。


全てひらがなで綴られた非定型句には
読むときにも書くときにも感じられる不思議な波がある。


*


実はこの作品、
全く違う様相になる予定です。

出品予定は油亀さんでの二人展ではなく
同時期にスタートする
6月1日~6月28日「五七五展」(cifa-cafe/岡山市)。

様々なジャンルの作家たちが
五七五をテーマに表現する展覧会。
陶芸・立体・絵…
「五七五をどうアートするか」
なんだか気になりませんか?

近日中にご案内、アップします。

Atelierすゞり

美しい文字を。 美しい時間を。 美しい空間を。 The official website of Ayami NAKAMURA  [Atelier Suzuri]