「蝶一つ」
(「蝶一つ」・軸サイズ170×45cm・2008)
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蝶一つ土ぼこりより現れて前に舞ふとき君を思ひぬ 与謝野晶子
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蝶というモチーフを表現するときに、
仮名という方法は最もぴったりくる。
筆の動きは、蝶の飛ぶその軌跡。
仮名の持つしなやかな連続性と軽やかな転折。
蝶というモチーフ
晶子の情熱
茜色の紙
柔らかで華やかな綸子の生地
重なる表現。
そこに作品が生まれてくる。
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