「薬酒」
(「薬酒」・H200×W300~500cm<※展示場所による>・「中村文美展-水の音-」および「2013鞆の浦 de ART展」出品作・2013)あるいは水は醸されて琥珀色した薬酒となって。***ふるさとには鞆の浦という、『万葉集』にも登場する美しい港町があり江戸時代から伝わる「保命酒」という薬酒の香りが港町をほんのり甘く彩っています。瀬戸内の潮の香りと、薬酒のふわりと甘い香り。*作品に使ったのは琥珀色のとろりとした薬酒のイメージで書いた「水」の文字。写経用の金泥を使い、草書体で柔らかに書きました。ベースに使ったのは「保命酒」の蔵元の一つ岡本亀太郎本店に眠っていた保命酒運送用の段ボール。保命酒の瓶をかたどった切り込みがあり、それを組み立てて壁面をなし、そこに「水」という文字を嵌め込みました。ふくやま美術館の展示では約200の段ボールを、鞆の浦の蔵では144の段ボールを用いて巨大な壁面を成して。関連記事「水源」「里帰り」「NHKニュース」
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