「赤い實」
(「赤い實」・本紙約46×103cm・額62×122cm・「日本の書展 広島展」出品作品・2012)***赤い鳥、小鳥、 なぜなぜ赤い。 赤い實をたべた。 (北原白秋「赤い鳥小鳥」より) ***幼い子どもが問いかけるように、ひらがなで書いた「あかいとりことり なぜなぜあかい」それにやさしく答えを与える「赤い實をたべた」 この歌を記すのに、どこをひらがなにしどこを漢字で表すのか連綿線は必要なのかそうでないのかを試行錯誤し、その歌に合う赤い木の実の着物地を探しました。あえて小鳥のいない赤い実の生地を。 赤い小鳥が飛んできて。赤い木の実をついばんで。またどこかへと飛んでいく。小鳥がいたはずの枝はまだそこにあるけれど。********************************「日本の書展 広島展」はおかげさまで盛況のうちに9/27~10/2の会期を終えました。ご来場下さった皆様、ありがとうございました。
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