『関戸本古今集』臨書作品制作〈一〉
『関戸本古今集』臨書作品制作(両面用紙使用の手順)
http://suzuri.yaekumo.com/sekido.html
一◆まず始めに
これから示す内容は、
あくまでも「絶対の方法」というわけではなく、
私がした臨書作品制作の手順メモだと思ってください。
いろいろ手間のかかったこともあり、次に臨書する時のための
個人的な覚え書き、といった方が正しいでしょうか。
ただ、もしかしたら、『関戸本古今集』を臨書をする上で、
同じ疑問にぶつかる方の参考になる部分もあるかもしれません。
また、これを見た方から、ここはこのようにした方がという
ご指摘をいただけたら幸いです。
「関戸本古今集」は、三蹟のひとり藤原行成が書いたと伝えられる
古今集の伝本です。
仮名の習得をする上で、基本のテキストの一つと言えるでしょう。
今まで、この本の臨書をするときには、片面加工の料紙を使っていたのですが、
「関戸本古今集」の原本は両面用紙を使って"列帖装"と呼ばれる
和綴じの方法で制作されています。
その原本と同じ方法で臨書作品の制作をしてみようと思いました。
ところが、臨書用の「両面用紙」というのは販売されているものの、
その使用方法というのは、
各方面の先生方、書道用具店、当の料紙メーカーに聞いても
今ひとつはっきりしないという状況でした。
・必要な用具、用紙その他
・何色の紙を何枚ずつ、どの順序で綴じればよいのか
・原本の散逸部分の扱いはどのようにすればよいのか
・綴じ方
・現在表紙が市販されていないこと
等々の点において。
これらの点について、自分なりの解決方法を
見つけながらの臨書作品制作をしています。
こんなことを始めに言ってしまうと身も蓋もありませんが、
はっきり言って、片面用紙に臨書し巻子に仕立ててもらった方が断然楽です。
(次へ)
http://suzuri.yaekumo.com/sekido.html
一◆まず始めに
これから示す内容は、
あくまでも「絶対の方法」というわけではなく、
私がした臨書作品制作の手順メモだと思ってください。
いろいろ手間のかかったこともあり、次に臨書する時のための
個人的な覚え書き、といった方が正しいでしょうか。
ただ、もしかしたら、『関戸本古今集』を臨書をする上で、
同じ疑問にぶつかる方の参考になる部分もあるかもしれません。
また、これを見た方から、ここはこのようにした方がという
ご指摘をいただけたら幸いです。
「関戸本古今集」は、三蹟のひとり藤原行成が書いたと伝えられる
古今集の伝本です。
仮名の習得をする上で、基本のテキストの一つと言えるでしょう。
今まで、この本の臨書をするときには、片面加工の料紙を使っていたのですが、
「関戸本古今集」の原本は両面用紙を使って"列帖装"と呼ばれる
和綴じの方法で制作されています。
その原本と同じ方法で臨書作品の制作をしてみようと思いました。
ところが、臨書用の「両面用紙」というのは販売されているものの、
その使用方法というのは、
各方面の先生方、書道用具店、当の料紙メーカーに聞いても
今ひとつはっきりしないという状況でした。
・必要な用具、用紙その他
・何色の紙を何枚ずつ、どの順序で綴じればよいのか
・原本の散逸部分の扱いはどのようにすればよいのか
・綴じ方
・現在表紙が市販されていないこと
等々の点において。
これらの点について、自分なりの解決方法を
見つけながらの臨書作品制作をしています。
こんなことを始めに言ってしまうと身も蓋もありませんが、
はっきり言って、片面用紙に臨書し巻子に仕立ててもらった方が断然楽です。
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