学びの年

今年は、ビエンナーレ方式の一門展がお休みに当たる年なので「学ぶ」ということを楽しく貪欲に経験できるような一年にしたいと思っています。(うちの教室は、私の興味と関心だけで生徒を巻き込んで走っちゃうところがあるのでみなさん、覚悟してくださいねー。笑)1,硯の勉強会まずは、2月。玉葉会新年会(いつも遅めで2月なのです)を単なるお食事会に終わらせず、昼食をみんなでした後に、硯の専門家の方をお願いして"硯の勉強会"を開催します。中国三大名硯(端渓、歙州、澄泥。洮河を加えて四大名硯とも言います。)の違いや、同じ種類でもその個体ごとの品質によって違いが出るのを、勉強会をしたい旨業者さん達に沢山ワガママを聞いて頂いて実現することになりました。講義だけではないですよ。実際に硯で墨を摺らせてもらって、自分たちで体験しながらの勉強会です!(これ、私は個人的にいろいろ実験させてもらったことがあってびっくりしたので、生徒達にもぜひ体験してほしいのです)いろんな硯を倉庫から出してきてもらえますよ~☆お楽しみに。2,写経講座そして4月から。これは、先日詳細をアップした「月イチ書道講座」です。私の師匠・岡嶋華笠先生、そしてそのまた師匠である栢菅渓雨先生から受け継いだ豊富な写経の手本とノウハウを私も勉強する時間を作り、生徒達と一緒に学ぶことを目的としています。(なので、通常のお稽古をしている生徒達には、破格の受講料を設定しています。)写経の手本だけポーンっと渡しただけでは、なかなか練習してこないでしょ(笑)なので、せめて月1回、一緒に写経をする時間を作ることにしたのです。ぜひ、ご一緒に☆3,料紙の勉強会さらに11月(予定)。これは長い間、やってみたいなぁと機会を狙っていた内容。私、実は師匠の会(柏葉会)の勉強会の担当なのですが、かなりしつこく無理を言って(笑)岡嶋先生、太田先生、三宅先生などにもご尽力頂いて笹波会の浅沼翡舟先生に、講義をして頂くことになりました。やっほう、やっほう!!!あ、いや、失礼、はしゃぎすぎました(笑)美しく加工を施した料紙に書く細字作品というのは、やはり最も「かな」らしい美しさの極みだと思います。その作品を作るときに、ベースの紙が雁皮なのか、楮紙なのか、鳥の子なのか・・・どういう加工を施したときに、どういう効果があり、それは墨とどういう相性を持つのか。そういうことを体系的に、また体験的に学ぶことが出来たらいいなぁと思っていたのです。もう、興味津々。そういう学びを書作に活かして行けたらいいなぁと思います。(そして周りを巻き込むのです。笑)こちらもぜひぜひ、お楽しみにー!!!

Atelierすゞり

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