文字が繋ぐ
私が教室を初めて10年。各年代の男女が揃ううちの教室内ですが、(業者さんに言われて初めて知ったんだけど、それって割と珍しいコトみたい。だいたい子どもだけとか、年輩の方だけとかに偏るそうで。)その中で初の、教室内結婚のカップルが生まれました。ある日、「先生、私たち結婚することになりました。ぜひ披露宴に出席してください」って言われたときには、驚くやらウレシイやら。「あ、そういえばあの二人よく一緒に教室に来てたっけ。」そんなこと言ってたら他の生徒に「先生まさか気付いてなかったんですかっ!!?」って突っ込まれたけども。そうそう、よく考えたら岡山の錬成会も二人とも参加して、二人で一緒に帰っていってたような…。そうそう、よく考えたら去年の一門展。「好きな歌を一首選んでおいで」って言ってたら、相談してないのにまったく同じ歌を選んできて、お互いに「なんで~!?」って叫んでたのもあの二人だったっけ。面白いからそのままの選歌で、一方はかな作品、一方は調和体作品のお手本にしたなぁ。それも縁なんだろうね、きっと。二人の縁が成就するのに、いろんな出来事があったと思うけれどそこに書道もあったというのは、嬉しいことだと思います。書を通じて同じ場を共有する仲間がいて、そこがそれぞれにとって大事な場所の一つであってくれれば。そういう良い空気のある教室が作れたら。それは私が教室をしていく上で目標としていること。私が文字の良し悪しと同じくらい師から学んだこと。だからこそ、この二人の結婚は特別な思いがあります。結婚式では、人前式の代表記名を頼んでくれて、披露宴では二人のサービス精神満載の笑いの絶えない雰囲気で、本当に楽しませてもらいました。どうぞ、いつまでもお幸せに。あ。書道も仲良く続けてね(笑)
(いわゆる上司席だったので、まわりえらい人だらけ。笑)
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