玉虫筆筒




玉虫筆筒(たまむしひっとう)。


ほら、正倉院の宝物に「玉虫厨子」ってあるの、

日本史の資料集とかで見た覚えあるでしょう。

そんな風に、昔から玉虫の羽を使った漆工芸があるんです。



その、漆に玉虫の羽を装飾する日本屈指の技術を持った漆作家・小林広幸さんに

お願いして作ってもらった玉虫筆筒。


漆の艶やかな黒は、とても日本的で、本当に魅力的。

その漆黒の中にあるからこそ、

碧い光を埋めたような玉虫の羽は一層神秘的な気がします。



残念ながら、これ、私のものではなく(笑)

正筆会青年部のみんなで、

去年日展に初入選した仲間のために作ってもらったものです。


益々のご活躍を祈って。




   *



あ、でもね、実は漆作家・前田海象作の螺鈿筆置は
ついに自分用のものを手に入れてしまいました。(*´艸`)

(↓以前の日記に書いたものとお揃いなの。)

http://plaza.rakuten.co.jp/ayasuzuri/diary/201012160000/

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