愛しのガラスペン

やっと来たーーーーーーーーーヾ(*´∀`*)ノ


何が来たって、ガラスペンよ、ガラスペン。

書家として仕事してるというと、まず「筆」というイメージだと思いますが、
筆以外の文房具も大好きです。

小さい頃から、文字の読み書きに興味が強くて、
保育園入る前にはなんやかや書けるようになってたらしいし、
文房具を与えておけば丸一日でも遊んでいられるタイプだったみたいなので、
とにかく書くことに関わるものが好きなんでしょう。たぶん。

筆以外の筆記具で一番好きなのは万年筆。
よく使ってるのは、学生のころ母から譲り受けたモンブラン。
母が若い頃から使ってたもので、もう30年以上、
私が譲り受けてからでも10年以上経ってるものです。
いい文具を譲り受けるというのは
なんだか大人になったと認めてもらったような感じで
とても嬉しかったのを覚えています。

…で!

もちろん、今回届いたガラスペンも大好きな筆記具。
中学生の頃買ったはずなんだけど、
なぜか見あたらなくなってしまい、もう一度ほしいなぁと思ってたんですよね。

ガラスペンの一番の魅力は、本体そのものの美しさ。
キラキラしたガラス細工はまるで美術品みたい。
見てるだけでも可愛い。

しかも、筆記具としても優秀で、ガラスに刻まれた溝に
インクが一旦吸い上げられると、
葉書一枚分書けちゃうくらい保つんですよね。

でもでも、何より一押しなのは、インクの切り替えが簡単だということ。
他のペンのように内部までインクが入らないので、
水でさっと洗い流すだけで、別のインクに切り替えることが出来ます。

日本の佐瀬工業所のは造りがしっかりしてるし、
フランスのエルバンとかもお洒落だなぁと思うけど、
私のどストライクはやっぱりイタリアのルビナート
フォルムがすらりとキレイだし、カラー展開がどれをとってもホントに好み(*´艸`)


鮮烈なくらいのレッドも捨てがたい、
絵本の中の湖みたいなターコイズもキレイ…と悩んだ挙げ句、
ふんわりニュアンスがあって、グラデーションが綺麗なピンクにしました。

日本語には紅花一斤で染めたほどの柔らかな色を指して、
一斤染(いっこんぞめ)という色名があるけど、そんな感じ。

これ、と決めて注文したのだけど、
あいにく品切れで、本国からの入荷を待つこと約2ヶ月。

やっと来たのがこれ!゜+.(*'∇'*)゜+.



か、かわいいっ。



出しても可愛いっ。(そりゃそうか)

道具が可愛いと、書くことも楽しくなるのよね。
そういう意味で「形から入る」というのも一理だと思います(笑)

早速試し書き、試し書き。
最初はペン先が引っかかるので、私は目の細かいヤスリを軽くかけてます。



上のが、プライベートリザーブのミッドナイトブルーというインク。
ぱきっとした凛々しい紺色。
ここのインクは安定性が高くて、
なんと通常のインクでは御法度の"混色"ができる優れもの。
オリジナルカラーが作れます。

真ん中のが、ペンと同じルビナート製のセピア。
紙によっては滲みも出るけど、情緒のある柔らかな色。
色調が一番好みなのはこれかなぁ。

下は、ホルベイン社製のセピア。
絵を描く人ならたいてい一度はお世話になってるメーカーで、
画材として売られてるけど、もちろん文字用にも使えます。
にじみが無いのに濃淡も割と出るおもしろい発色。

こういう切り替えが簡単にできるのが、やっぱりガラスペンのいいとこよねー。

うひゃー、たのしい(*゚∀゚)


しばらくこれで遊べそう(笑)
でも、白い羽型のガラスペンも欲しいのよねー。
またしても在庫無いけど。

(ちなみに、佐瀬工業所はこちら→http://www7.ocn.ne.jp/~glasspen/
 ルビナートはこちら→ペンルーム あ、私ここで買いました。) 




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