「野に出れば人みなやさし桃の花」
「野に出れば人みなやさし桃の花」(高野素十)
桃の花が咲く野、それはまさに桃源郷のよう。
あたたかで美しい春の野にいったいなんの憂いがありましょうか。
その野に遊ぶ人たちの、みな笑顔でやさしいことよ。
日常の煩わしいこともふわり包んで消してしまうような一句。
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お礼状 書く時は、先方が書道関係者じゃないことも多いのでほとんど“調和体”(漢字仮名交じりの読める書体)で書きます。
でも、散らし方は“かな”の技術だったり。
そもそもずっと日本語はかなで綴られ、それを読んできたのだから、
変体仮名を使ったら“かな”で、なかったら”調和体”とか、
そんな区切りってたぶん書道展の都合(笑)
私、これの「ば」とか「み」あたりを変えると、ナチュラルに感じます。
(2枚目)こうなると“かな”なんだけどでも、雰囲気で読めるでしょ?🙂
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