07 鳥の聲

aya_suzuri中村文美展「平家恋文」作品目録______.07 鳥の聲(飾り扇).鳥の聲一樹に深き椿かな 子規.豊かな枝ぶりの椿の樹の、はっきり何処からと分からぬような深い所から、何の鳥とは姿が見えないけれど、啼声が聞こえる。「一樹」という言葉一つで、その椿の木の枝ぶりの豊かな様が表現されます。椿の大樹に小さな気配。瑞々しい命の気配。______.椿は古来、豊かでつやつやとした葉の茂ることを愛でられた木ですので、葉の色を思い、緑の料紙を選びました。展示の際は、一樹の幹を思わせるような木製の台を用いて。

Atelierすゞり

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