草山に浮き沈みつつ風の百合

草山に浮き沈みつつ風の百合 (松本たかし)--------------今年の夏のお礼状は、松本たかしのこの句を。.百合は夏の季語。すうっと高く伸びる茎。大きく気高い花の姿。.うちの庭の百合も、花が大きいためか風に大きく揺れていました。しなるようにぐうんと揺れる花が、草山に浮いたり沈んだりしてるように見えるという光景は、百合ならではだなと思います。.「風の百合」この言葉、何気ないように見えて、限りなく詩的。---周囲より一段高く花をつける百合のようにスラリと伸びた行を作って。ゆらりと風に揺れるように。.  

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