「日本文化に触れる7月」と、昨日もお知らせいたしましたが、 素敵な展覧会が今回紹介するこちら。 これまた美しい書道家、中村文美さんの「平家恋文」 美しい字を書きたいという思いはあっても、書の作品に親しむ、興味を持って見に行くということのなかった私ですが、たまたま立ち寄ったギャラリーで彼女の作品に出会い、カリグラフィの美しさや書に付随する篆刻、額装などのしつらえに驚きがあり、いつかルーニィで紹介できたらと温めていました。 今回の中村さんの作品は、平家物語に出てくる美女から想起した作品💖 中村さんの一言です♫ +++ 「平家恋文」 ふるさとの平家谷には、平家物語屈指の美女と謳われる小宰相局と恋人・平通盛の伝説が残っています。 その平家伝説に着想をえた作品をライフワークとして作っています。 物悲しく響く平家物語。平家谷に生う1000本以上の椿。 そして平家の家紋でもある蝶。 作品に使ったのは椿の油から作られた墨、「椿油煙墨」。美しいにじみを出すために紙との相性や濃度、タイミングなど試行錯誤をしました。 着物地を貼ったフレームもデザインしました。 コレクションしていた古い着物生地の中から、椿や蝶に似合うものをセレクトしています <プロフィール> 中村文美(なかむらあやみ) 広島県福山市出身。書家。美術家。 《近年の主な受賞》 2015読売書法展《読売新聞社賞》 2016日本書芸院展 全国若手選抜10人《魁星作家》 2017日本書芸院《書芸院大賞》 《近年の主な展覧会》 2013.9 個展「水の音」(ふくやま美術館/広島県) 2015.6 二人展(ギャラリーメタノイア/パリ) 2017.3 個展「椿恋文」(サザンカ/パリ) 2017.7 個展「平家恋文」(Roonee/日本橋) 2017.9 個展(ふくやま美術館/広島県) 《その他》 JR西日本ふるさとあっ晴れ認定認定委員。 ローソンやJR西日本のロゴなどを揮毫。 JR岡山駅にモニュメント制作。
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