お銀座文豪ごっこ

今回の東京出張中、密かに遂行していた"お銀座文豪ごっこ"。初日のお昼は銀座で120年以上続く、老舗の洋食屋さん「煉瓦亭」北杜夫も、池波正太郎も、夏目漱石も通ったというお店。
この建物になってからは五十数年らしいのですけど、なんだかレトロな佇まい。私 「ここ、北杜夫さん、来られてたんですよね♡」店長 「えっ、そうなんですか?」私 「あれ??」どくとるマンボウシリーズにも出てくるからけっこう有名な話かと思っていたら、てんちょーさん知らなかったそう(笑)
サックサクのカツレツ、カラシを添えて、ウスターソースで頂くのが昔ながらの雰囲気。店長 「池波正太郎さん、よく来られてましたよ」私 「何召し上がってたんでしょう」店長 「ポークカツレツ 2枚と、ビールと、ハヤシライス、とか」私 「いっぺんにですか?!!」店長 「そうなんです」私 「(゚д゚lll)」見てお分かりの通り、ここのカツレツ、けっこう大きいんですけど・・・ちなみに、レジ横のクリップ入れは、往年の大女優・高峰秀子 さんが買ってきてくれたんですって。(伊東屋のフツーのだけど。笑)5年でほとんどがつぶれちゃうという飲食店の中で、100年以上続く洋食屋さんがあるっていうのが、銀座のすごさだなーと思うのです。********************************お銀座文豪ごっこの次のお店は「竹葉亭」魯山人も大好きだったとか漱石も泉鏡花も好んでいたとか。そういうことがバックボーンにあると、気分的にただの昼食じゃなくなってきます。
瀬戸内のアナゴ文化圏で生まれ育つと、「鰻といふのは、何うも油っぽくていけない」と思っていたけどふわふわと柔らかな、さっぱりとした鰻はさすがさすが。美味しいものでした。***時間の関係で行けなかったり、お腹の容量が無かったりとかでいろいろは巡れなくて続きは次回。そうそう、大食い池波先生が資生堂パーラーでどのくらい食べてたのかもこんど調査しよう。

Atelierすゞり

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