「ローソンのつけ麺」






 担当「すみません、このたび、ローソンのキャンペーンで使う

   『ローソンのつけ麺』というロゴを書いて頂きたいんですけど」


 私「つけ麺って、ラーメンとかの系統ですよね。

   ラーメンてほら、あの、ぐわーっとぶわーっとした文字っていうことですか?」


 担当「そうですね、少し太めにお願いしたいんですが」


 私「ぐわーっとぶわーっとは苦手分野です。」(←正直。)


 担当「いや、大丈夫です。」(←え?)




みたいなやりとりに始まり、




 担当「麺の払いを長ーく伸ばして書いてぐるっと囲むような

    感じにしてほしいんですけど」


 私「うーん、そういうのって嘘っぽくなるというか、

   バランスが好きじゃないんです。」(←正直すぎる。)


 担当「できるだけでいいです、できるだけで」


 私「私のバランス感覚できりぎり大丈夫かなーって思う範囲でやってみていいですか?」




みたいなやりとりを経て、無事納品完了。



やる気がないんじゃないですよ(笑)

だって字を書くことは好きだもの。

ちょっと正直なだけ。(?)


だって、何でもほいほいって、

内心ないなーって思うものを納品するのも、

頼んでもらった意味がないような気がするんです。


私自身、どういうことができるのかとか、

ナイものはナイと思うんですって伝えるのも大事かなと。

その上でイメージをすりあわせていく感じ。



だって、某商品ロゴとか、某映画タイトルみたいに、

「うわ、あれ誤字だ!」ってなったらお互いに損だもの。



あとは店頭やCMで使われるのを待つのみです。


普段、コンビニってコピーと荷物送るのにしか使わないから

ごはんとかほとんど買わないんだけど(←ほら正直。笑)

今回ばかりは食べてみないとねって思ってたりします。

Atelierすゞり

美しい文字を。 美しい時間を。 美しい空間を。 The official website of Ayami NAKAMURA  [Atelier Suzuri]