ちくちく針仕事

9/11に、裏千家青年部のみんなと針仕事をしました。


 ちくちくちくちく・・・・


昔から針仕事が好き。

小学校の家庭科でやったエプロンづくり。
みんなミシン縫いの中、一人オール手縫いで仕上げた私。
みんながミシンに手こずってる間に縫い上がり、
時間が余って、ポケットに刺繍もわんさかしてしまった。

その代わり、ミシンと全然気が合わない。
あのひと、私のペースに合わせずにちゃっちゃ進もうとばかりするんだもん。
なんか気ぜわしくてダメ。


 ちくちくちくちく・・・・


心地よいリズムで、ぼうっと集中する感じ。
書道で臨書してるときの感覚と似てる。


   *


この日作ったのは小袱紗。

お茶のお稽古の時の必須アイテムです。

祖母の形見の小袱紗は大切すぎて普段には使えず
大きなお茶会などの時だけ使うことにしてるとっておきなので、
今持ってるお稽古用の他に予備がほしいなぁと思っていたところ。



奥が縫った小袱紗。"段御簾手紋"という裂地です。
角がキレイに出るように模様のラインが縫い目とずれないようにして。

ちなみに、中央のハサミは
フランスアンティークの復刻版糸切り鋏。愛らしいの。お気に入り。

二枚作って、
一枚は被災地でお茶のお稽古をなさってた方の為に。
一枚は自分のお稽古用に。


 ちくちくちくちく・・・・・


針仕事のリズムは
気持ちのリズムを少し整えてくれる気がします。

     

Atelierすゞり

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