村上三島展
4/10からロッツの8階「ふくやま書道美術館」で開催されている「村上三島展」。
行って来ました。
行って来ました。
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/fukuyama-syodo/schedule/santou.html
三島さん、書の世界では「超」がつく有名人。
20世紀を代表する漢字書家さんだといっても過言ではないと思います。
こんな近所で展覧会があるんですもの、行かなくちゃ。
私自身、高校時代に書道の授業を受け持ってくださった佐藤翠亭先生が
三島さんの一門だったはずで、
何となく関わりがあるような感じを持っていましたし。
その姓号から察する人もいるかもしれませんが、
三島さんはこの瀬戸内の出身です。
村上水軍の流れを汲むことを、
ご本人も誇りに思っておられたようで、
展示してある落款印には、いくつか
「倭寇将軍之裔」
と刻字されたものもありました。
楷・行・草・篆・隷を自在に使いこなす基礎力や教養の高さ。
自刻の落款印などの精密さ。
王鐸の書風を取り入れた線の自在さ。
何より、調和体(漢字仮名交じり文)の
ご本人がしみじみとつぶやいておられるような雰囲気が印象的でした。
「文人」という匂いがします。
展示方法は、オーソドックスというか…ちょっと地味というか…ですが、
(まあ、往々にして書道の展覧会ってそうですが。
もうちょっと魅力的な展示方法ってあると思うんだけどなぁ。)
作品は一見の価値があります。
そうそう、もし初めて観る人が居たら、
何より驚くのはその書作年齢かもしれません。
三島さん、5年前に93歳でなくなるまで、
ばりばり書作してたんですよー!
そういえば書道界を見渡してみても、
書家さんって、元気で長生きな人が多い気がします。
ご長寿目指して書道。
おすすめかもしれません(笑)
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