炎天で灰を。舟で花火を。

土曜日は、朝一からお茶の先生のところで
炉に入れる灰作りのお手伝い。



土用の頃の炎天の下、
ござの上に灰を広げて、煮出したお茶をかけては乾かしてほぐし、
またお茶をかけて乾かしてほぐすという作業を繰り返す。

その合間に、炉に入れる炭を切りそろえる作業や、
風炉の中の灰の形を整える、灰型作りも初挑戦。

Tシャツにジーンズ、キャップかぶって
タオル巻いて、汗だくになりながらの作業。

一服のお茶を点てるために
本当にたくさんの裏方作業・準備作業があって、びっくりするけれど、
きっと、人を「もてなす」というのは、そういうことなのだろう。


まだ、5月から始めたばかりのお茶だけれど、
一つ一つの学びが楽しい。

自分が書を「教える」という立場であるからなおさら、
こうして師につき、学び、頭を垂れることを
忘れてはいけないのだと思う。


     *


夕方まで灰作りのお手伝いをしたら、
ダッシュで帰宅。


べとべとで灰まみれになってるので
シャワー浴びて大急ぎで浴衣に着替え、尾道の住吉花火大会へ。

実は、近くに住んでるのに、
尾道の花火大会を見に行くのはこの日が初。

いいよー、と聞いてはいたけれど、本当によかったぁ(*´∀`*)

そうそう、尾道の花火も"初"だけど、もう一つ"初"のことが。

うふふ(*´艸`)
実は、これ、船に乗って行ったんですねー☆
"初"の船上花火見物。

自宅近くから出港して尾道までしばらく海上クルーズ。
「ザ・瀬戸内海!」みたいな夕暮れの風景の中を
沈んでいく太陽を追いかけて、
西へ西へと進んでいく。



日が暮れてくると、目の前に見える打ち上げ場所から
打ち上げが始まる。



花火を満喫するために、一番舳先を陣取ってみた。(←ズウズウシイ。笑)
遮るものが何一つなくて特等席なのよねー。



あたりが明るくなるほどの花火。

船だと、混雑知らずで
苦手な人混みを避けられるのもうれしいし、
上空にあがる花火は、
そのまま眼前の海にも映って一面に広がり、
その両方が相まってほんとに綺麗なのもうれしい。

遮る物のない海上で見られるからこその風景。

     *

帰りは、東へ東へ、明るく澄んだ月の方へ、と船を進める。

海に映る月の道を進んでいくみたい。
花火の熱気を程良く収めてくれるような風景が、幻想的だった。


なんだか贅沢な花火だったなぁ(*´I `*)

     *

さてさて、明くる日は早起きして犬島へ!
この週末は盛りだくさんー(笑)





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