書を続けている理由。
ある友人から、「丁寧に生きる」という言葉を教えてもらった。
じわーっといい言葉だなぁと思った。
ある雑誌を見ていたら、
「着物を着ている日は、少し丁寧に生きている」と書いてあった。
たしかに、そうだなぁと思い当たった。
そうか。
だから私は和服が好きになったんだ。
Tシャツにジーンズも、さっぱりと心地よい。
ワンピースも、ふわふわして大好き。
けれど、
髪を結い、
一枚一枚衣の襟を合わせ、
帯を結ぶ。
丁寧に身だしなみを整えていく
その手順を踏んでいると、自然、背筋が伸びる。
そして、和服を着ている日は、一つ一つの所作が丁寧になる。
所作が丁寧になれば、自然、考え方が丁寧になる。
たとえどれほど、予定がタイトでも、
気持ちが雑にならないための、支えになっている気がする。
だから、私は和服が好きになったんだ。
ああ。そうか。そうなんだ。
私が、書を続けている理由もそこにあるんだ。
走り書きのメモをすることもある。
パソコンで文字を打つこともある。
けれど、
墨を擦り、紙を広げ、
筆を持ち、文字を書く。
時に強く、時に優しく。
大らかに、あるいは繊細に。
一つの文字、否、一本の線にすら、気持ちを傾ける。
「字を書く」という、ただそれだけのことなのに、
そうやって丁寧に物事に接することが、自然、考え方を丁寧にしてくれる。
だから、私は書を続けているんだ。
どんなに予定がタイトでも、どんなに時間が限られていても、
すくなくとも書に携わっているその時間は、
ゆったりと、丁寧に、生きているのだという気がする。
自分自身の心臓の音や、呼吸の音が
ごくごく静かに感じ取れるような、
丁寧に生きる時間を
これからも大事にしたいと思う。
そして、願わくは、教室へ通ってきてくれる生徒さん達にも、
少しでいい、丁寧に生きる時間を感じてもらえればと思う。
じわーっといい言葉だなぁと思った。
ある雑誌を見ていたら、
「着物を着ている日は、少し丁寧に生きている」と書いてあった。
たしかに、そうだなぁと思い当たった。
そうか。
だから私は和服が好きになったんだ。
Tシャツにジーンズも、さっぱりと心地よい。
ワンピースも、ふわふわして大好き。
けれど、
髪を結い、
一枚一枚衣の襟を合わせ、
帯を結ぶ。
丁寧に身だしなみを整えていく
その手順を踏んでいると、自然、背筋が伸びる。
そして、和服を着ている日は、一つ一つの所作が丁寧になる。
所作が丁寧になれば、自然、考え方が丁寧になる。
たとえどれほど、予定がタイトでも、
気持ちが雑にならないための、支えになっている気がする。
だから、私は和服が好きになったんだ。
ああ。そうか。そうなんだ。
私が、書を続けている理由もそこにあるんだ。
走り書きのメモをすることもある。
パソコンで文字を打つこともある。
けれど、
墨を擦り、紙を広げ、
筆を持ち、文字を書く。
時に強く、時に優しく。
大らかに、あるいは繊細に。
一つの文字、否、一本の線にすら、気持ちを傾ける。
「字を書く」という、ただそれだけのことなのに、
そうやって丁寧に物事に接することが、自然、考え方を丁寧にしてくれる。
だから、私は書を続けているんだ。
どんなに予定がタイトでも、どんなに時間が限られていても、
すくなくとも書に携わっているその時間は、
ゆったりと、丁寧に、生きているのだという気がする。
自分自身の心臓の音や、呼吸の音が
ごくごく静かに感じ取れるような、
丁寧に生きる時間を
これからも大事にしたいと思う。
そして、願わくは、教室へ通ってきてくれる生徒さん達にも、
少しでいい、丁寧に生きる時間を感じてもらえればと思う。
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