好き。

世の中バレンタインなので、
それにちなんで「好」と言う字を。
現代の字と構成部品は同じなのだが、配置が左右逆になってる状態。
左が"子"で、右が"女"を表している。


今日は、書道教室にきている子どもらから
バレンタインのチョコをもらった。

チョコレートを準備しようと思ったときに、
私の顔を思い浮かべてくれたと言うだけで、
可愛くて仕方がない。

そのうちの一人は、いつになく興奮気味。
書いてくる文字もあっちこっちに踊っているようだった。
「今日、学校で何かあったの？チョコ渡した？」と聞くと
どうやら図星らしく、好きな人にチョコを渡したのだという。
「道理で字が躍ってるとおもったわー（笑）」

この子、以前にも妙に荒れた字を書いて、私に
「学校で何か嫌なことでもあった？」
と指摘されたこともあるから、
この手の話掛けにはとても素直だ。

そこから堰を切ったように、
好きな人のことをいろいろ話してくれた。

なんだかその話を聞いてると、
微笑ましくて、すこし懐かしい。

…席替えひとつでドキドキしていた頃もあったよなぁ（笑）

「好き」という気持ちとチョコレートが、
周りみんなにふんわりした空気をくれた日だった。